京都府南部
海住山寺
加茂盆地の北、瓶原を見下ろす山塊の中腹にある海住山寺は、天平7年(735)、聖武天皇の勅願により、東大寺の良弁僧正が開創したと伝えられています。寺の縁起では、寺院建立の折り地面より湧出した十一面観音菩薩を本尊とし、当初は観音寺と呼ばれたと云います。
海住山寺の名は、鎌倉時代に寺院を再興した解脱房貞慶が、観音霊場に因んで名づけたものです。
山上の伽藍は、貞慶が復興して後のもので、本堂の傍らにそびえる朱塗りの五重塔は、山並みに映える鎌倉時代の傑作で、国宝に指定されています。
十一面観音像や文殊堂、絹本著色法華曼荼羅図、海住山寺文書はいずれも国の重要文化財に指定されています。
駐車場 | 無料 |
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時間 | 午前9時~午後4時30分 |
拝観料 | 本堂300円 入山志納100円 |
住所 | 京都府木津川市加茂町例幣海住山20 |
HP | http://www.kaijyusenji.jp/ |